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ture hearts 第一幕
あらすじ
この世界は魔力と瘴気が存在し魔王が悪魔を従え、人々を恐怖に陥れていた、そんな魔王 アンベスト ワースラーに対抗するために勇者が選ばれたが、その勇者の名は、アンベスト ワースム、人間と魔王のハーフで、母の敵をとるために、剣を握り、撃鉄を起こし、一心に返り血を浴びながら、同族の討伐と言う修羅の道を歩んでいく胸に抱くのは、勇者の使命か、父に対する復讐か、はたまた世界平和の切なき願いか、旅路の果てに出す答えは・・・半魔の勇者は世界を救うか?
不定期掲載になるとは思いますが、白い目ではなく、生暖かい目で見れば幸いです。後物書きとしては超初心者なのでご了承ください。つづく

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ture hearts第0章全ての始まり
人は,使命、運命、生命、の三命からなり、七つの罪と罰を背負って生きるもの、悪魔と人は相容れぬ、魔の力を駆使して人よ、悪魔に対してどこまで抗えるか、そんな物語です。
第一幕 第一章 第一部 人間の間 
早朝 シルベール王国 王座の間
いつもなら朝日が差し込み豪華なシャンデリアが宝石のような輝きを放つのだが、今日は違っていた、盗聴魔術防止の呪が編みこまれたカーテンを閉めて、王座の間には、盗聴魔術防止用の結界まで張っていた、「その情報は確かなのだな?勇者候補の二人の内ひとりがよりにもよって魔王の血族とは、」王が重く口を聞いた黒い礼服を着こなしていた諜報官は、ランプの明かりに照らされながら、沈痛な面持ちで「間違いございません、
あの人、いえ、あの半魔は間違いなく魔王の血を引いてます。」ランプに照らされたその顔は、不安と恐怖で顔が引きつっていたがその感情をこらえるように拳を握り締めていた。王は深いため息を吐く、「なんという事だ・・・奴は確かに人間離れした才を持っていた、どこぞの吸血鬼や狼人との混血だと思っていたが、まさか魔王とは・・・家名が同じだが、一番当たってほしくない予想が当たってしまった、魔王討伐の件はロマナ フィアナスに任せるか?」王が諜報員に聞くと、「いえ、考えようによってはこれはチャンスです。」恐怖を克服したのか落ち着きを取り戻した諜報員が王に向かって発言した、「何がだ?」王は聞き返す。「少し耳を拝借いたします。」王が耳を傾けると」口元に悪意の笑みを作った。「なるほどな、確かにお前の言う事にも理がある。すぐにあの半魔、アンベスト ワースムを手配しろ、そこには魔王見まごう程の邪悪な笑みを浮かべていた。
同日 レザイアク帝国側
 そこには王座があった、石造りの壁に蝋が違うのか青い炎がともっている。青い光に照らされた王座には、金色の瞳を持つ魔王アンベスト ワースラーと1人の女召使がいた、ワースラーはため息を吐き、聞こえていたのか召使が心配そうに声をかけた、「お疲れですか?帝王」ワースラーは顔をあげると、「ああ、大丈夫だ、私も年だな、半魔の息子の事が心配でならない・・・あの情報を王国側に流したからには息子はきっと私を憎み、仇を討ちに来るだろう」召使は悲痛そうに「後悔をされているのですか?」言葉を投げかける。その表情は泣いている子供をあやすような顔だった。魔王は吐き捨てるように「当たり前だ・・・私も二人の親だ自分の息子に茨の道を歩ませておきながら胸が痛まない親がなど、どこにいる」その頬には口調は厳しいものの一筋の細い涙が流れていた。「それに我が一族は代々悪を司る、私の性格ではあの闇は耐え切る事は不可能だろう。」忌々しい口調で魔王は呟く、「だから代わりに息子さんを使うと?」召使は口を開いたがすぐに後悔した。それは触れてはならない事だとすぐに分かったからだ、「そんな訳があるか!いいか、あの宝はな、所有者の心に果てしない怒りと憎悪が無ければ使いこなす事はできない、持たなければ逆に精神があのリングに取り込まれてしまうのだ、」
そこには、ただ1人の男としての後悔があった、魔王は唇を噛み締めて、『我が息子よ・・・きっとお前は私を殺しあの宝を使うだろうその時には私の願いも果たされる。ふがいない父ですまない。」目には涙があった顔は歪み心は鉄の鎖できつく縛られていた。もしこの姿が魔王と言うならば、全ての人が首をかしげるであろう姿だった。
次回予告
いよいよ主人公登場です。しかも、ヒロインとは言いがたいですが、同行者も登場します。主人公の過去も少し明らかになるので、楽しみにしていてください。
第一幕 第一章 第二部 かっこいい邂逅 それではまた

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第一幕 第一部 第二章 かっこいい邂逅

「母さん!母さん!しっかりしてよ!」燃えたける炎の近くで、少年は泣いていた。母親と思しき者は、腹部を貫通され事切れる寸前であった。少年に向かって母は言った。「いいこね・・・父さんをゆるしてあげてあの人はとっても優しいひとなのただ、自分の使命に従っただけなのよ・・・」少年は叫んだ「分けわかんないよ!なんでだったらこんなことするんだよ!意味がないじゃないか!」母は目を閉じ囁く「そうね・・・あなたも私もあの人も神様に不幸な役割を押し付けられてしまったのかもしれないわね・・・でも私はあの人に会えて幸せだった・・・許すなというのが無理かもしれない、でも、これだけは覚えておいて、私はあなたを愛していると」そういい終えると母は静かに目を閉じ(おっきろー寝ぼすけ!)(この空気を読めない声はきっとあいつだ・・・)しぶしぶ青年否、アンベストワースムは目を開いた、顔を横に向けると19歳ぐらいの女性(性格は男勝りだが)が笑って立っていた
ワースムは寝ぼけた頭で(ったく、あの夢から覚ましてくれたのは感謝するが、少しはくうきを読んでくれ・・・)と言いたかったが言ってもどうしようもないので黙っていた。その代わりに「まったくなんだよ・・・俺が寝ているときと、飯を食っているときには話しかけるなといつも言っているだろうが」一呼吸すると「で、今度は何だ?人助けの依頼か?剣術の訓練か?一応お前と俺はライバル同士だからデートの誘いは無しだからな」声をかけられた女性ロマナ フィアナスは少し膨れっ面で「そうじゃないよ、君に王宮から招待状が届いたんだ」ワースムは首を鳴らしながら、招待状を受け取ると封を切って目を通し、そこにはこう書いてあった
{アンベスト ワースム殿、貴公は魔王討伐の任を受けていただく事が決定いたしました。付きましたは正午までに王宮へ来場し、そこで、国王からご高説を受けたまうことを宜しくお願いします。}
読み終えると、フィアナスが口を開いた、「いや~まさかとは思ったけど君のほうが選ばれるなんてね、流石私が見込んだライバルだよ、うんうん」横目でチラリと目をやるとフィアナスが言った「どうしたの?勝ち誇らないの?首をかしげるロマナに向かってワースムは口を開いた「王宮側も、女子供には魔王討伐の任は重すぎると思ったんだろ、」「一応君は私より年下なんだけど、」フィアナスが言い返すと、ワースムは私服に着替えながら、「口を挟むな、それに俺は1人でいい、あの力が暴走して怪物扱いされるのは御免だからな、」「相変わらず生意気だねー君が十歳ぐらいならよかったのに、」
最後の言葉はフィアナスの名誉のために聞かなかった事にした、
傍目からは誰もがうらやむ美男美女だと思うだろう、一方は黒髪の長身で、もう一方は黒髪の美女である。男のほうから口を開いた「まったく、いくら世話焼きのお前だからってわざわざ王宮まで付いていく事は無いんじゃないか?保護者じゃあるまいし、」軽食店で適当に買ったパンを口の中に放り込みながらワースムは言った。「でもね~なんだかんだで長い付き合いだし、そりゃ情も移るでしょ、でも羨ましいな、剣術も魔術も何でもできて、おまけに容姿もいい、結構女の子に言い寄られているんじゃないの?」適当な感じでワースムは言った「女性に現を抜かすようなら剣を磨くさ、そうゆう性格だからな、]フィアナスは頬を膨らませて、「あ~あもったいないもったいない少しは女の子の気持ちも考えてみたら?何でもできるんだから考える事ぐらいできるでしょ?ためしに面目の前の女の子で練習したら?」両手を頭の後ろで組み空を見ながらワースムは即答した「俺とお前はライバルで恋人じゃないんだ、それに魔王を倒すのに仲間は必要ないと考えてるよ、俺の都合だし」顔には苦痛がにじみ出ていたがその声は決意と悲痛な覚悟があった。フィアナスは話題を変えるように「じゃあさ、魔王を倒した後はどうするの?自分の父親でしょ?」その声を聞いたワースムは眉を釣りあげた、「そのことについてなんだけどな・・・どうしてお前にしか話して無い事が漏れたんだ?帝国側から情報が売られたかな、こりゃ」「私を疑わないの?」沿うフィアナスが聞くと、王宮門前で振り向くことなくワースムは言った「長い事一緒にいると情が移ると言ったよな、その言葉に花をそえて返すとするよ、」王宮に向かうワースムの背中を見ていたフィアナスは小さな笑みを作っていた。
王宮内
先に大臣の案内で魔王討伐に必要な魔装を備えてから、王に接見する事になった、ワースムが武器庫に
入り、]中を見渡すと、軽く口笛を吹きながら、(さっすが、王宮、市場に年に一回か二回しか出回る事の無い魔装が普通に並べてある、}一応この大剣と、曲刃刀、二丁の魔導拳銃等を懐にしまって、王座の前に急いだ、
重々しい扉で立ち止まり、意を決するように取っ手に手をかけた、
そこには王座があり、1人の老いた老人が座していた、荘厳な口調で「まっておったぞ、アンベスト ワースム、王は嬉しそうに口を開くと手をたたき『では早速、魔王討伐の件について話そうかの」
そう言う声の裏には、秘めた暗い感情が入っていたのにワースムは気がついてたが、気にしない事にした。「口を挟むようですが国王、一つ願いがあります。」真剣な態度を崩さぬままワースムは言った、
「私の秘術、魔化意転制の事は耳に入っていると思います。秘術の使用後は、一定量の聖水を飲まなくてはなりません、または光属性の浄化の魔術で、秘術を解かなくてはいけないのですが、あいにく、私は半魔の身、光属性は不得手でございます。できれば、その方面に詳しいものを共に付けていただければ・・・」手を振って話しをさえぎり王は「何だそんな事か、心配無用だ、魔王討伐の際に声をかけある程度には、腕利きが集まったが、その中でも最優秀を選抜した、魔眼のロアンス ミシューだ、鮮血の修道女なら文句はあるまい、」その声を聞いて、ワースムは心の中で毒付いた、(鮮血の修道女といえば、シルベール王国教悪魔殲滅部隊の最強兵士だったっけ、半魔だったら首とられるな、)
王は意外そうに、「戦力としては申し分ないだろう、修道女ならば魔術にも詳しいだろう、しかしそろそろ来る頃合いなのだが・・・」王が最後まで言い切らないと思ったところに、後ろの扉が少し開き、三本の短刀が、ワースムの額、心臓、腹をめがけて、一直線に迫ってきた!舌打ちしながら、腰に据えていた拳銃を抜き瞬きのような連射速度で短刀を打ち落とすと、気配から獣のような気配が迫ってきたので、左腰の曲刃刀を抜き左足を軸にしながら、居合いのように空中に向かって一閃しようとしたが、なぜか空中で金属音がして停止された、ワースムが何も無い空間に向かって「いいかげん透過魔術を解け、鮮血の修道女!」声に反応するように、魔術を解いた先には、「お見事ですね、噂には聞いていましたが、この国の第一線級の戦士とは桁違いの反応速度、仲間としては申し分ありません、」黒髪で右目に七色に光る魔眼をもつ、鮮血の異名をとる修道女、ロアンス ミシューがそこにいた。
次回予告
第一印象最悪の出会いを果たした両人、やっていけるかこの旅?四天王の部下も動き出し、波乱の幕開けの予感が、蚊柱のようにぷんぷんするよ、次回は第一幕 第一部 第三章 波乱の幕開け
お楽しみください

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第一幕 第一部 第三章 波乱の出発 前編
ワースムと三シューの剣戟を見て王は度肝を抜かれてしまったのか、黙りこくってしまった、その静寂を破るようにワースムは曲刃刀を三シューに突きつけながら、こういった、「その魔眼で、精神系の不認知幻術を俺と王に掛けて意識をそらす保険のために、三本の短刀の投擲かよしかし、獣じみた殺気は隠せなかったようだな」
急襲の欠点を指摘されておきながら、三シューは悪びれることなく、王に向かって、スカートの両端を摘みあげるような礼をとると、面を伏せながら無機質な声でこういった、「王座の間での、喧騒誠に申し訳ございませんでした王よ、しかし私はただ、国立騎士団のトップをはるかに凌ぐと呼ばれる、アンベストワースムの実力を実際に体験したかっただけですので、」王はその声で我にに返ったのか、「そっ、そうだな、互いの実力を確かめ合うのは、連携の基礎にもなる。とにかく双方剣を収めてくれ、王座の前で血を流されては困るからな、」三シューは王に向かって微笑みを浮かべながら、「ご厚情感謝いたします王よ、あなたの人生に神の加護がございますよう、ささやかながら、お祈りを、」その言葉を聞いていたワースムは(王はロアンスの一面しか見てねえな・・・鮮血の異名が何だと思ってんだよ、ロアンスはな、裏の性格は凶暴、残忍、が修道服を着ているような戦闘狂だぞ・・・見かけにだまされて、殺された悪魔や犯罪者は記録に残っているだけでも3000人以上を超えると言う話だ、この事はロアンスが立場上手を出せない人物か、実力が上の人物でもほとんどしか知らない、身代金目的で攫ったら、そこは犯罪者の死体が人の形をしていませんでした、なんて逸話のあるぐらいだからな、)
王は手をたたきながら、「良いかワースム、貴様の双肩には、この王国の命運が賭けられていると言っても過言ではないのだ、宜しく頼んだぞ、で、今日はもう遅いから出発は明日の早朝に行くが良い、旅の準備金としてワースムこれを渡そう、王が一枚のカードをワースムに向かって投げると、カードを見たワースムは目を丸くした
(最上級の金貨代替証かよ・・・このカードを見せれば宝石から、一個のパンまで買える代物、一回の最上金額
は金貨五千枚、上限は金貨百万枚か、)ワースムはよそよそしそうに「良いのですか、こんなもったいないものを、」
王は手を振りながら「かまわんさ、いつもいつも、悪魔襲撃の解決をさせている国からの侘びだと思ってくれ、魔紋登録は済ませておけよ、金額が減ってきたら、通信用の魔装で連絡すると良い、いつでも上限まで金貨を積み立てよう、今宵は両人とも酒場で英気を養うが良い、くれぐれも使い過ぎないようにな、」 二人は王に頭を下げ、王座の間を後にした、
王門前 夕刻
二人で城の中では互いに無言だったが、先に口を利いたのはロアンスからだった、「噂には聞いていましたけど
とんでもない反応速度ですね、才能と血反吐を吐くような努力が無ければ、あの領域にはたどり着けません、お見事としか言い様がありません、後、貴方の魔王討伐に付き合うのは、私自身の感情です。ともに目的を果たすパートナーではなく戦力としか見てません、そのことを覚えてください。」
ワースムは煙草を吹かしながら、肩をすくめこういった「そーかい、そっちはそのつもりでもコッチは違う、いくら実力があろうが、女子供は守るのが、勇者のポリシーってもんだ、これから城下町の酒場でら英気を養う予定になっているんだが一緒に来るか?ロアンス?」ロアンスは口をとがらせながら、「もしかして、口説いているんですか?失礼ですが、貴方に戦力以上の興味なんてありませんので、」ワースムは煙草を吐き捨てると、「そりゃ、こっちも同じだ、ロマナフィアナスも来るらしいから、二人っきりと言うわけでもないしな。」そういってワースムはロアンスに背を向けた、彼女の口元がへの字に曲がっている事にはワースムは見えなかった。
次回予告
「ほらな、お客さんだ、お客さんは丁寧に殺意をもってお出迎えしなきゃ失礼だもんな、」byアンベスト ワースム
「嬢ちゃんではありません、三シューさんと呼びなさい。」byロアンス三シュー
第一幕 第一部 第三章 波乱の出発 後編 
ご期待ください


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第一幕 第一部 第三章 波乱の出発 後編
夜 城下町 大衆酒場
「せーの、乾杯ー、」1人の陽気な女性の掛け声で同時に三つのグラスが卓の中央で豪快な音を鳴らした、1人は男、二人は女性、しかし陽気な女性以外のメンバーは不服そうであったが、やがて男が口を開き酒を一気に飲み干した後眼帯の女性にえいるだけです向かって口を利いた、「半魔が相席では、飲みごこちも悪くなるか?それともお堅い修道女様は、酒すら飲む事ができないのか?嬢ちゃん?」黒髪短髪で右目に眼帯をした女性、ロアンス三シューは「馬鹿にしないで頂戴、修道女の規則なんて守る事はほとんどないし、今は魔王討伐の命を受けて仕方なしに協力しているだけです。酒なんていくらでものんできたんだから、それと嬢ちゃんではありません、三シューさんと呼びなさい、」ワースムは半笑いを浮かべながら、「お断りだ、ロアンス三シュー、俺が敬意を払うのは、実力が上のやつか、世話になった人だけだからな、ところで、修道女がいかにも背徳的だな、そんなんでいいのか?」疑問を口に出すように言った勘に触ったのか三シューはあきれるように「半魔よりはましでしょ?」ワースムが無言で曲刃刀の柄に手を伸ばすと、陽気な女性の主ロマナフィアナスが、手をたたきながら大声で叫んだ、「はいはい二人とも今の時点で、仲間割れしたら王家の命に反しちゃうでしょ、それに魔王討伐の勇者が些細な事で女性に手を上げちゃだめでしょ?」ソーセージをかじりながら、ワースムは吐き捨てるように言った「この女を女性と認めたら俺の中の女性の定義が崩壊しちまうんだよ」「それは少し言いすぎじゃないの?」フィアナスが言うと、ワースムは三杯目の蒸留酒を一気飲みすると、言い放った「とにかくだ、ロアンスと俺は互いの事を戦力としか見てないし、そのことはこれから魔王を倒すまで何も変化しない、絶対にな」 フィアナスはワインを嗜みながら、「互いの事を戦力ねぇ・・・もう少しお互いの事を良く知ったほうがいいんじゃないの?」
ワースムはショットグラスでテキーラを飲みながら断言した「そりゃ無いな、」その言葉を聴いていた三シューは片目でワースムを睨んでいたが、歯牙にもかけず言葉を続けた、「俺はチームワークなんて言葉は無縁だし、ピンチに陥りそうな時には、きちんと手助けをするさ、ピンチがくればの話だがな、」フィアナスの目には少し歓喜の表情を浮かべるロアンスが映っていた。その様子を見たフィアナスは(だ~めだこりゃ女心に疎いのは相変わらずか、魔術・剣術に才能を取られすぎて、女心がと言うものが分かっていないんだね、)ワースムは煙草に火をつけて、吹かしながら言った、「それにロアンスと俺が情が芽生えて恋仲になるとは考えてねえよ、今は魔王討伐で手いっぱいだからな、」傍目には今にも短剣に手をかけそうになっていたミシューがいたが結局ワースムは気が付かなかった、
同刻郊外の山道
「そのワースムという奴の首を取れば本当に幹部昇格の話が付くんですね、力天王様、」五人ほどの男たちが、通信用の水晶玉で話をしていた、聞こえてくるのは、鉛のように重く、頭の中に響いてくる声だった、「ああだが、
相手は手ごわい、心してかかるように、」「了解」そこで通信は切れた、一人若い下っ端らしき男が上司に向かって口を開いた、「しかし、どうします?相手はワースラー様の子どもですよ」上司らしき男はため息を吐きながら、
「確かに正面切って挑むのは無謀すぎる、だがな、俺たちにはこれがある。」そういって光り輝く液体を取り出した、「それってまさか・・・身体能力や再生能力を人体に与える聖水ですか?」上司は首を縦に振ると、「しかも一等品のな、流石に五人の聖人に攻められたら半魔といえど太刀打ちできないだろうしな、」
同刻 魔王城
給仕が上等なワインを持ってきたとき、魔帝ワースラーはお気に入りのおやつの時間を心待ちにしているような印象を給仕に与えた、上等なワインを金色の杯に注ぎながら「給仕は言った、よろしかったのですワースラー様
あのような輩に聖水を手渡して、」ワースラーは気楽そうに答えた、「たとえ聖人であっても、我が息子に勝つのは難しいだろうな、せめて、あの四人でやっとだろう、」給仕が冷静な口調で「総司令官様は、どうですか?」ワースラーは、気分を害したのか、一瞬かおを顰めると、こう告げた、「あの娘には誰も勝てんさ、四人が束になってやっとだろうな、とにかくだ、我が息子のお手並み拝見といこうではないか、遠視魔術は忘れるなよ、」そう口にする彼はどこか楽しげでもあった、
翌朝 国境役所前
その男は、左腰に黒い曲刃刀、左肩からは、大剣の柄が覗き、右腰にはオートマチック型の魔導拳銃が二丁かけてあった、「それじゃロアンス、準備はもういいのか?」件の男が口を開くと、修道服の女性が口を開いた、「準備はOKですよ、半・・・いや勇者様それでは参りましょうか、」二人はお互いにうなずいてから振替ってワースムはこう言った「見送ってもらってすまないなロマナ、」声をかけられた彼女は不満そうに、「別に、私は関係ないしね、その代わりに定期的に通信してくればいいよ、じゃあ二人っきりのロマンス旅行と言ってらっしゃいよ」ワースムはため息を吐きながら、「あのな、この旅は魔王討伐の旅であって、新婚旅行じゃないんだ、あんま茶化すな、フィアナス、仮にもしそうだとしても実父討伐の新婚旅行なんて嫌過ぎるだろ、なあロアンス?」微かに頬を朱に染めながら三シューは黙って首を上下に振った、ワースムはこれ見よがしに「ほらな、ロアンスもこう言ってる何も問題ないだろ」やり取りを見ていたフィアナスは(やっぱり乙女心にはとことん鈍感だな・・・これなら心配する必要は無いか、ロアンスには悪いけど、)ひそかにフィアナスは心の中で思った、「さてとそれじゃいきますか、お客さんも待たしちまっているしな、」ワースムが口にすると、二人は首をかしげた、続けてワースムはこう言った「いまにわかるさ、ロアンス、魔眼の準備をしておけよ、」そう呟き1人で歩きだした瞬間、上から突如ナイフを持った男が突撃しワースムの首を掻っ切ろうとした瞬間、左足を軸にして、右足を時計回りに回転させ、曲刃刀を抜きながら居合いのようにその男の腰を切断した、血と臓腑が飛び散るのを避けながら、「ほらな、お客さんだ、ロアンス、お客さんはご丁寧に殺意をもってお出迎えしないと失礼だからな」ロアンスは肘から手の先まである、両刃剣を構えながら早口で問いただした。「敵は?」「今のを入れて五人、接近戦では勝ち目が無い事を分からせたから・・・たぶん次は攻撃系の魔術か、ほらきた、後ろから火球が迫ってきたが、手早く反射障壁を張ると魔術は反射されて岩の向こうで爆発した、ワースムは煙草に火をつけながら「後三人は任せたぞロアンス全員狩るのに五分も掛からんだろ」三シューは黙ってうなずくと目にも止まらない速さで移動した、ワースムは煙草を吹かしながら言った、「で、いつまで死んだ振りをつつけるんだ奴さん?」煙草を口にくわえながら腰の拳銃を抜くと、上半身だけになった敵は、「まさか・・・まさか聖人がここまでやられるなんて想定していなかったんだ・・・」ワースムはその物体に銃口を突きつけながら「聞きたいのはそのことじゃない、おそらくお前たちはレザイアク帝国に金で雇われたものだろうな、そんなお前たちがなぜ聖水を手に入れた経緯を聞こうか?」その男は恐怖に顔を染めながら「分かった話す!話すから銃口を逸らしてくれ!」懇願した、銃を降ろすと男はしゃべり始ことめた「レザイアク帝国が悪魔の苦手とする聖水を手に入れたかは、しらねぇんだ、噂じゃ聖人の部隊を作るために聖水がある国を片っ端から強奪しているのを聞いたことがある。「次の襲撃する国は?」大剣の柄に手を掛けると「レロンス国だ!頼むこれだけしゃべったんだ命・・・」その瞬間ワースムは大剣を上半身だけになった敵に向かって一直線に振り下ろした。その様子を見ていたフィアナスは「容赦ないね・・・それでも勇者を名乗るつもり?」ワースムは不服そうに煙草を吐き捨てると、「これでも半分魔王の血が流れているんでね、悪く思うなよ、」忌々しい口調でワースムは言った。「それで、次の目的地はレロンス国?」「そうだなあそこは小国だが資源が豊かで悪魔の標的になりやすい国だ、すぐに向かう事になるだろう、」すると、突然「人様を使って、自分は女性と話ですか、
そうですか、」ワースムが振り向くとやや不服そうな顔をしたロアンスが返り血の浴びて立っていた。「ずいぶん早かったじゃないか、敵さんの息の根は・・・」「もちろん止めました、絶叫が心地よかったですね、それで次の目的地は?」ワースムは決意をはっきりと表すような声で「レロンス国だ、急ぐぞロアンス、魔族に出し抜かれては適わんからな、」
同刻 魔王城
「やはり聖人ごときでは手も足も出んか・・・」ワースラーは口調とは裏腹に子供の成長を心から喜ぶような父親の表情をしていた。その様子を見ていた給仕は、ため息を吐き、「しかし、あの魔術障壁の展開の速さ、体捌き、
魔力、剣術などはどれをとっても一級品でございます。並みの強者では相手にならないかと思われますが、」魔帝はどこか愉しげに「それだけ我が息子が成長した証だ、しかし油断はできんな・・・一刻も早くレロンス国の侵攻を早めなくてはならんな、」給仕は言った「あの輩から情報が漏れた危険性がありますがどうします?「レロンス国はあの壁が厄介だ、しかも今は魔族の警戒が激しくなっているな・・・」魔帝は顎に手を掛けると、「良し、内側から攻めるのみだ、諜報員に連絡を取り、四天王の1人幻天王ラシュムミレリアの部下ゲンガルスを動かせ、」給仕は「了解致しましたワースラー様、直ちに連絡致します。」魔帝はどこか愉しげに「さあ我が息子よ父にその魔族の力、幻術士相手にどこまで通じるか楽しみであるぞ、」そう言い放つワースラーの顔はどこぞの父親と変わらない表情であった。
次回予告
「宗教なんてものは、戦争の道具か、心の拠り所か、排他的理由になるかだ、両手がふさがるなら、剣でも握ってたほうがまだマシだな、」アンベスト ワースム
「関係ないことです、ワンマンで素敵な勇者様が1人で勝手に突っ走っていっただけですので、」ロアンス三シュー
王女の登場で三角関係に?幻術士ゲンガルスの実力とは?
第一幕 第一部 最終章 一つの疑念と恋心
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