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2000年05月

showの小説コーナー

ture hearts第0章全ての始まり
人は,使命、運命、生命、の三命からなり、七つの罪と罰を背負って生きるもの、悪魔と人は相容れぬ、魔の力を駆使して人よ、悪魔に対してどこまで抗えるか、そんな物語です。
第一幕 第一章 第一部 人間の間 
早朝 シルベール王国 王座の間
いつもなら朝日が差し込み豪華なシャンデリアが宝石のような輝きを放つのだが、今日は違っていた、盗聴魔術防止の呪が編みこまれたカーテンを閉めて、王座の間には、盗聴魔術防止用の結界まで張っていた、「その情報は確かなのだな?勇者候補の二人の内ひとりがよりにもよって魔王の血族とは、」王が重く口を聞いた黒い礼服を着こなしていた諜報官は、ランプの明かりに照らされながら、沈痛な面持ちで「間違いございません、
あの人、いえ、あの半魔は間違いなく魔王の血を引いてます。」ランプに照らされたその顔は、不安と恐怖で顔が引きつっていたがその感情をこらえるように拳を握り締めていた。王は深いため息を吐く、「なんという事だ・・・奴は確かに人間離れした才を持っていた、どこぞの吸血鬼や狼人との混血だと思っていたが、まさか魔王とは・・・家名が同じだが、一番当たってほしくない予想が当たってしまった、魔王討伐の件はロマナ フィアナスに任せるか?」王が諜報員に聞くと、「いえ、考えようによってはこれはチャンスです。」恐怖を克服したのか落ち着きを取り戻した諜報員が王に向かって発言した、「何がだ?」王は聞き返す。「少し耳を拝借いたします。」王が耳を傾けると」口元に悪意の笑みを作った。「なるほどな、確かにお前の言う事にも理がある。すぐにあの半魔、アンベスト ワースムを手配しろ、そこには魔王見まごう程の邪悪な笑みを浮かべていた。
同日 レザイアク帝国側
 そこには王座があった、石造りの壁に蝋が違うのか青い炎がともっている。青い光に照らされた王座には、金色の瞳を持つ魔王アンベスト ワースラーと1人の女召使がいた、ワースラーはため息を吐き、聞こえていたのか召使が心配そうに声をかけた、「お疲れですか?帝王」ワースラーは顔をあげると、「ああ、大丈夫だ、私も年だな、半魔の息子の事が心配でならない・・・あの情報を王国側に流したからには息子はきっと私を憎み、仇を討ちに来るだろう」召使は悲痛そうに「後悔をされているのですか?」言葉を投げかける。その表情は泣いている子供をあやすような顔だった。魔王は吐き捨てるように「当たり前だ・・・私も二人の親だ自分の息子に茨の道を歩ませておきながら胸が痛まない親がなど、どこにいる」その頬には口調は厳しいものの一筋の細い涙が流れていた。「それに我が一族は代々悪を司る、私の性格ではあの闇は耐え切る事は不可能だろう。」忌々しい口調で魔王は呟く、「だから代わりに息子さんを使うと?」召使は口を開いたがすぐに後悔した。それは触れてはならない事だとすぐに分かったからだ、「そんな訳があるか!いいか、あの宝はな、所有者の心に果てしない怒りと憎悪が無ければ使いこなす事はできない、持たなければ逆に精神があのリングに取り込まれてしまうのだ、」
そこには、ただ1人の男としての後悔があった、魔王は唇を噛み締めて、『我が息子よ・・・きっとお前は私を殺しあの宝を使うだろうその時には私の願いも果たされる。ふがいない父ですまない。」目には涙があった顔は歪み心は鉄の鎖できつく縛られていた。もしこの姿が魔王と言うならば、全ての人が首をかしげるであろう姿だった。
次回予告
いよいよ主人公登場です。しかも、ヒロインとは言いがたいですが、同行者も登場します。主人公の過去も少し明らかになるので、楽しみにしていてください。
第一幕 第一章 第二部 かっこいい邂逅 それではまた

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ture hearts 第一幕
あらすじ
この世界は魔力と瘴気が存在し魔王が悪魔を従え、人々を恐怖に陥れていた、そんな魔王 アンベスト ワースラーに対抗するために勇者が選ばれたが、その勇者の名は、アンベスト ワースム、人間と魔王のハーフで、母の敵をとるために、剣を握り、撃鉄を起こし、一心に返り血を浴びながら、同族の討伐と言う修羅の道を歩んでいく胸に抱くのは、勇者の使命か、父に対する復讐か、はたまた世界平和の切なき願いか、旅路の果てに出す答えは・・・半魔の勇者は世界を救うか?
不定期掲載になるとは思いますが、白い目ではなく、生暖かい目で見れば幸いです。後物書きとしては超初心者なのでご了承ください。つづく
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